はじめに
11月は暑すぎず寒すぎずで読書が捗っている佐山です。
2年目になり任せていただける仕事の幅も増え、より多くの知識を取り込む必要が出てきました。ただ、本を読むだけではどうしても吸収しきれないと感じることが多くありました。
そんなとき、「本の内容を紹介する」というアウトプットをしてみると思った以上に理解が深まったので記事にしてみます。
「本は読んでるけどあまり身につかない…」と感じている方の助けになれば嬉しいです。
知識は自分の中で完結しててはもったいない
自分にとって知識とは頭の中という「部屋」に置く「家具」のような存在です。
とりあえず集めてみるというのも大事だと思いますが、きちんと整理されていないと役に立たずにむしろ邪魔になってしまう可能性もあります。そのため、情報という名の「家具」を整理することで正しく機能するようにする必要があると考えています。
情報を整理する方法はいくつもあると思いますがオススメの方法は「誰かにその情報をアウトプットする」ことです。
「アウトプット」と一言で言うと簡単そうに感じますが細かく分けると「情報を集める」「情報をまとめる」「情報を伝える」の3つのSTEPがあると考えています。この3つのSTEPが上手く噛み合うことで自身の中の情報の整理と相手の理解に繋がります。
自分のために整理するよりも遥かに難しいですが、伝えきれたときにその知識はすでに自分のものになっていると思います。
また、アウトプットした相手から自分好みの新しい情報を教えてもらえることもあります。
「集める」
今の世の中は情報に溢れかえっており、どんなときでもどんな場所でも情報を集めることができます。自分は普段からSNSにどっぷりハマっているタイプなのですが個人的に好きな情報の集め方は「読書」です。
以前に書かせていただいた記事にもあるように読書の時間が好きで、今も習慣として読書が続いています。あの頃と読んでいる本の種類が変わってきましたがやっぱり読書は楽しいですね。
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世の中には本がたくさん
皆さんは本を探す際にどのように探しているでしょうか?
ふとした時に書店に寄ってみると1つのジャンルでもあまりにも多くの本がありますよね。
自分は惹かれたタイトルがあるとその場で軽く読んだり、ネットの評価を調べたりして買うか買わないかを決めています。
これがなかなかに時間がかかります。楽しいので時間はあまり気になりませんが(笑)
今は電子書籍も発達していて、読み放題対象になっている書籍も多いので気軽に読んでみることができるようになりました。
自分は電子書籍に慣れていないのであまり利用していないのですが、気になったらすぐダウンロードして読めるのはとても便利だなと感じます。
ただ、時間は有限なのでせっかくなら自分のためになる本を読みたいところです。
自分の所属している部署では「読みたい本・読んだ本を共有する場」が用意されています。
そこでは「こんな本を読んだけど〇〇について知りたい人にオススメ!」「この本が気になっているんだけど…」など、本に関する感想や意見が投稿されています。
次に読む本に悩んだ時に眺めるのにも良いですし、本のタイトルとほんの数行の感想を一緒に投稿するとオススメの本を教えてもらえることがあったりします。
また、読書マスターの方々が厳選した「若手に読んでほしい本」などオススメの本の情報がまとめられています。
オススメ本の読書数ランキングもあり、読書欲が掻き立てられます。
効率的に情報を吸収したい
読書を始めたての頃は気になった箇所や重要そうな箇所を見つけたら全てメモをしていたのですが、この方法だと一冊を読み終えるのに途方も無い時間が必要でした。
そこで最近は章が終わったら簡単なサマリーを書くようにしました。
気を付けることはなるべく時間をかけないことです。内容が思い出せるなら単語を並べるだけでも良いと思います。
細かくメモを刻むよりもある程度の範囲についてまとめた方が話の流れを意識できるので、個人的には効率的に情報を吸収できていると感じています。
このやり方を始めてから、読んでいる最中にも話の流れを意識できるようになったので本を読むスピードが少し上がりました。
「まとめる」
情報を集めた後は「まとめる」必要があります。「まとめる」ことで情報を整理し、いつでも使える状態にするのです。
「まとめる」作業は難しく、慣れないと時間がかかってしまい手間に感じると思います。
しかし、本を読むだけで終えるよりも集めた情報が身体に染み込むのでぜひ試してみていただきたいです。
なんでもかんでも詰め込んではダメ
情報を集めていると書いてあることのほとんどが重要なことに見えてくると思いますが、全てを残そうとしてはダメです。それはもはや本を再度読むほうが早いです。
自分の場合は、気になった単語やフレーズをとりあえず並べてみることから始めます。特に数は決めてないですが、1つの章につき5個くらいは並べています。
次に並べた単語やフレーズの周りに少し詳しく説明を書いていきます。ブレインストーミングで使われるマインドマップの形式で書くのが個人的には見やすくて好きです。
この段階ですでに情報はまとまっているとは思いますが、自分はこの後に一番大事なものが何か絞り込む作業をしています。
いくらまとまってきたと言っても記憶できる/意識できる量としてはまだまだ情報量が多いことが大半なので、大体1つの章につき1,2個まで絞り込んでいます。
頭の中だけで整理するより資料を作ってみよう
この後の「伝える」にも繋がるのですが、情報の整理には資料を作ってみるのが一番です。
頭の中で考えるだけで整理するのはもちろん無理だと思いますが、自分用にまとめたものは後々見返したときに何が書きたかったのかわからなくなったりします。まとめたタイミングでは直前まで読んでいた記憶があるため意外と前提条件が書かれていなかったりするものなんだと思います。
これに対して誰かに見せる用の資料として作ろうとすると、前知識0でもわかる内容にする必要があるため後々見返しても内容が理解できるものになっているはずです。
ぜひ資料を作ってみてあげてください。今の自分のためにも未来の自分のためにもなるので…
「伝える」
ここまで来たらまとめた情報を思い切って身近な人に伝えていきましょう。
「まとめる」の段階で資料化できていればチャットに資料を投げてみるだけでも十分だと思います。
当然、勉強会のような形式で発表するのも良いと思います。リアルタイムで複数の意見が飛び交うことになるので自分とは異なる視点からの意見がたくさん出てくると思います。
始めは「指摘が飛んできたらどうしよう」「自分のまとめた話なんて役に立つのかな」なんて思うこともあると思いますが気にする必要はないと思います。
指摘や質問は自分にはなかった視点からの意見なので新たな発見ですし、自分の当たり前が別の人にとっては新しい発見だったなんてことはよくあります。
自分の所属している部署では、月次に希望者が発表できる場や輪読会、読書感想を自由に投稿できるチャットが用意されています。
今年度の新人は積極的に発言しているので自分もその勢いに負けないよう情報発信をしていきたいなと思っています。
おわりに
長々と書いてきましたが、結局言いたいことは「情報は発信しよう!自分のためにも誰かのためにもなる!」です。
発信することに関しては自分もまだまだ苦手です。ただ、今いる環境は発信すれば「こんな本もオススメだよ」「これってこういう時に活かせそうだね」など自分を成長させてくれるコメントが必ずもらえる環境なので前向きに頑張りたいと思っています。
とりあえず今はブログの書き方に興味津々です。ブログ書くのって難しいですね。
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