優柔不断な自分を変えた意思決定の3つのポイント

はじめに

こんにちは、入社4年目のヤマコフです。 私は昨年の4月に予約管理システムRESOMOの開発チームに参画し、昨年秋頃からRESOMO開発チームのリーダーを任されるようになりました。 初めてのリーダーということで、試行錯誤しながら開発を推進しています。

今回はリーダーになってから特に苦労していた意思決定について、先輩に相談して改善したポイントをお話できればと思います。 若手のリーダーなど意思決定に悩む方に、少しでも参考になれば幸いです。

意思決定をするときの3つのポイント

私はもともとの優柔不断な性格もあり、リーダーになってから日々の決断の難しさを強く実感しました。 開発方針を決める場面では、「この選択で本当に良いのか」と自信が持てず、足踏みしてしまうことが多くありました。

そんなとき、部内の経験豊富な先輩に相談する機会があり、開発リーダーとして意思決定をする際に意識すべき観点を整理することができました。

整理した観点のうち、私が特に重要だと感じたポイントは以下の3つです。

  • 仮決めで動き出し、柔軟に見直す
  • 目的やユーザーストーリーを明確にする
  • メリット・デメリットの影響の大きさを比較する

それぞれのポイントの考え方や、どのような場面で役立っているかを紹介します。

1. 仮決めで動き出し、柔軟に見直す

個人的に最も効果的だった意思決定のポイントは、決断は完璧を求めすぎず、まず仮決めで動き出し、必要に応じて柔軟に見直すという考え方です。

以前の私は、「一度決めたことは絶対に後戻りできない」と思い込み、決断そのものに大きなプレッシャーを感じていました。 しかし、先輩から「まずは仮で方針を決めて動き出し、後から必要に応じて修正すればいい」というアドバイスをもらい、決断へのハードルが大きく下がりました。

例えば、予約画面のボタンの配置や文言など細かいUIを決める際、設計段階では最適な構成の判断が難しく、議論が長引いてしまうことがあります。 そのため、そうした細部は仮決めで製造まで進め、週次レビューで実際の画面を見ながらフィードバックを受けて見直すようにしています。

もちろん、後戻りできないような重要な場面では慎重な判断が必要です。 ただ、チーム内の方針や内部的な仕様決定など、修正が可能な範囲であれば柔軟に仮決めをしてまず動き出すことを意識しています。

この考え方を取り入れてからは、決断を先延ばしすることが減り、チームでの行動がスピーディーになったと実感しています。

2. 目的やユーザーストーリーを明確にする

2つ目のポイントは、機能開発において仕様の判断に迷う場面では、目的やユーザーストーリーを改めて見直すことです。

これまでに機能開発をした結果、本当に実現したかったこととズレてしまったことや、ユーザーにとって使いにくいものになってしまうことがありました。 このときは、実装したい機能だけが先行してしまい、ユーザー目線に立って本当に使いやすい仕様かを適切に判断できていなかったのだと考えました。

このことから、「そもそもなぜこの開発をするのか」「誰のために、どんな価値を届けたいのか」を考えることの重要性を強く実感しました。

目的やユーザーストーリーを明確にすることは、成果物が良いものになるだけでなく、チーム全体の目線を揃えて開発時の認識の齟齬を減らすことにもつながります。

3. メリット・デメリットの影響の大きさを比較する

3つ目のポイントは、メリットとデメリットは数だけでなく、それぞれの影響の大きさを見極めて優先度を決めることです。

複数の案から1つを選択する際、メリットとデメリットを挙げてそれぞれ比較することは当然ですが、その影響の大きさについてはあまり重要視できていませんでした。 そのため、特定のケースでしか起きないような小さなデメリットについても気になってしまい、決断を先延ばしにすることがありました。

しかし、実際にはそのような影響の小さいデメリットは受け入れて進めることが必要な場合もあります。 逆に、広範囲に影響するメリットや、事故につながりかねない重大なデメリットがある場合は、それを重視して判断する必要があります。

今までもメリット・デメリットの重要性の違いをなんとなく感じていましたが、 この観点を意識してからは影響の大きさを明確にして優先順位を考えることで納得感のある判断ができるようになりました。

意思決定の観点を整理して変わったこと

これまでに紹介した3つの観点を意識するようになってから、以前よりも迷わずに決断できることが増えました。 判断の理由を自分の中で整理できるようになったことで、チームへの説明や相談もしやすくなり、結果としてチーム全体の納得感や動きやすさにも良い影響が出ています。

また、何より大きな変化は、自分自身の心理的な負担がかなり減ったことです。 「どう判断すればいいかわからない」という不安が少なくなり、リーダーとして前向きに行動できるようになりました。

おわりに

今回は、意思決定における以下の3つのポイントについて紹介しました。

  • 仮決めで動き出し、柔軟に見直す
  • 目的やユーザーストーリーを明確にする
  • メリット・デメリットの影響の大きさを比較する

開発チームのリーダーになった当初は判断に迷い続けていましたが、意思決定の観点を整理して実践することで少しずつ自信を持てるようになりました。 もちろん今でも悩むことはたくさんありますが、経験を積みながらこの観点をアップデートし続けていきたいと思います。

今回ご紹介した考え方が、皆様の意思決定に少しでも役立てば幸いです。

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