ecbeing 開発チーム紹介

こんにちは。株式会社ecbeing R&D本部でプロダクト開発部門を統括している渡邊です。

 

ecbeing labs 2回めのエントリーでは、ぼくたちの開発チームを紹介します。

ecbeingという会社が何をしているのか知らない方も多いと思いますので、少しだけ会社紹介をしておきます。

ecbeingについて

当社では「ecbeing(イーシービーイング)」というECサイトを構築するパッケージを開発・提供しています。

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ecbeing 製品紹介

 

ECというとAmazonや楽天市場などを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、これらは「ECモール」と呼ばれるもので、ぼくたちが作っているプロダクトとは少し違います。

ぼくたちの作っているECサイト構築パッケージは、独自ドメイン・独自デザインで構築される、いわゆる「自社ECサイト」と呼ばれる、企業やブランド独自のECサイトを構築・運営するために必要な機能を持つWebアプリケーションです。

商品の表示やショッピングカート、決済機能などショップ機能と、会員マスタや商品マスタ、受注管理をするための事業者向けの機能とで構成されています。

 

 

ecbeingは、1,100サイトを超える企業・ブランドに導入されており、10年連続で実績No.1(※)という高い評価いただいています。

 

他にも「visumo(ビジュモ)」というSNSを活用したビジュアルマーケティング向けのクラウドサービスをはじめ、EC・デジタルマーケティング向けの様々なサービスを提供しています。

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visumo製品紹介

 

それぞれのプロダクトについてはいずれ詳しく書きたいと思いますが、今回はぼくたちプロダクト開発部門のチームを紹介します。

 

 

チーム紹介

ぼくたちのプロダクト開発部門では、約30名(2019年3月現在)のエンジニアたちが大きく4つのチームに所属して開発をしています。

 

プラットフォームチーム

ecbeingのフレームワークを中心として、バックエンド、フロントエンドのアプリケーションフレームワークの設計・開発を主に担当しているアーキテクトで構成しているチームです。

ecbeingは、パッケージの標準機能がとても充実していることが強みのひとつですが、さらに顧客別に独自機能を自由にカスタマイズすることができるのも大きな特徴です。

この、カスタマイズ可能なアプリケーション基盤の設計がアーキテクトのセンスの見せどころで、高いスキルと幅広い知識を身につけられる面白い仕事だと思います。

 

visumoはこのチームで開発しています。

visumoはマルチテナント型のクラウドサービスで、AWSのインフラで ASP.NET MVCのWebアプリケーションを動かしているというちょっと面白い構成をとっています。

このインフラからバックエンド・フロントエンドの開発までをすべてプラットフォームチームが担当しています。

サーバーサイド、クライアントサイド、データ層、クラウドインフラなど、Webアプリケーション技術全般に精通したアーキテクトとエンジニアが日々工夫しながら基盤開発をしています。

 

新しい技術の研究や検証などもこのチームの担当。

AWSやAzureをはじめ、プラットフォームベンダー主催のフォーラムやセミナーなどにも積極的に参加しながら技術トレンドや生産性向上などに取り組んでいます。

 

プロダクトチーム

部内ではいちばん人数の多いチームです。ecbeingの新機能開発を担当するエンジニアを中心に構成しています。

ECサイトのアプリケーションは「ショッピングカート」などと呼ばれることもあります。必要な機能は、商品を買い物かごに入れて決済するだけ、というイメージがあるかもしれませんが、ecbeingを導入いただいている顧客には大手の企業様もとても多く、日々受け付ける数多くの注文や、販売する多数の商品を効率的に管理する、事業者向け機能の充実がとても重要です。

もちろん消費者にとっての利便性がサイトの売上に大きく影響することから、消費者とECを運営する事業者の両方の視点で、機能やUIを設計する必要があります。

 

性能とセキュリティは、ECサイトにとってはとても重要です。

高パフォーマンスでセキュアなWebアプリケーションの設計スキルとともに、UI/UX、SEOやWebマーケティングの知識に触れることも多く、先ほど紹介したプラットフォームチームがVertical(垂直方向)なスキルセットとすれば、こちらはHorizontal(水平方向)なエンジニアリングスキルが磨かれるチームだなと思っています。

 

スマホアプリの開発も、若手が多いこのチームの担当です。

iOS版ではSwiftを、Android版ではKotlinを採用しています。

アパレルや化粧品・雑貨などのブランドでは、いま急速にスマホアプリへの取り組みが進んでいます。

ブランドと顧客の絆を強くするために、アプリはとても有効です。
消費者が店舗にいないときでも店舗と同じレベルの接客を実現する。または、デジタルならではの高い利便性と新しい体験を消費者に提供する。

プロダクトチームではそんな大きなビジョンに、経験豊富なリードエンジニアと若手エンジニアをバランスよく組み合わせたスクラムチームで日々取り組んでいます。

 

UXデザインチーム

最近新設したチームです。

以前は開発エンジニアとUXデザインは別の部門で担当していましたが、プロダクトのUI/UXを向上するため、プロダクト部門内で専門のチームを発足しました。

エンジニアが機能の設計をするのと同じタイミングで、UXデザイナーがモックアップを使ってデザインを起こし、機能とデザインを同じ工程内で進めることができるようになりました。

設計のスピード感があがり手戻りもだいぶ減ったなという印象。

 

フロントエンドのコーディングもこのチームの担当です。

カスタマイズしやすいマークアップ、スクリプトなどを、サーバーサイドのエンジニアと強調して開発を進めています。

UXデザインチームの取り組みについては、いずれリーダーから別記事でもっと詳しく書いてもらおうかなと思っています。

 

サポートチーム

ぼくたちプロダクト開発部門が開発したプロダクトを、総勢400人のSI開発部隊がカスタマイズするというのが、ecbeingの大きな特徴です。

新機能のナレッジや様々なノウハウ、効率化に向けた情報発信がサポートチームの担当です。

マニュアル作成やプロダクトのソースコードをカスタマイズチームに配布するデリバリー業務。

営業がセールスに利用したりカスタマイズエンジニアが検証に使ったりするデモサイトの管理など、プロフィット部門のサポートと業務効率向上を目指して活動しています。

 

まとめ

今回はチームの紹介をしました。ぼくたちの部門では以下4つのチームで構成されています。

  • アーキテクチャ、フレームワーク、クラウド等基盤技術担当の「プラットフォームチーム」
  • Eコマース、スマホアプリ、マーケティング機能を開発する「プロダクトチーム」
  • プロダクトのUI/UXを担当する「UXデザインチーム」
  • カスタマイズエンジニアやマーケティング支援チームを支援する「サポートチーム」

 

次回は各チームの雰囲気や働き方について書いていきたいと思います。

 

渡邊

 

※「ECサイト構築ソリューション市場調査2018年度版」(富士キメラ総研社 調べ)