こんにちは、Nです。
突然ですが、チームでプロジェクトに取り組んでいると、設計・開発・試験など工程をすすめるにあたって、Slack、Teamsなどで会話した内容を探すことはありませんか? 私のチームでも「あの時話した内容はどこにあったかわかる?」とか「設計の時に話していた内容が見つからない」などスレッドを探すことがありました。 チーム内で何か改善策がないか検討したところ、SlackのCanvasが情報整理に役立つのではないかということで施策をしてみました。 そこで、最近チームで取り組んでいるCanvasを使った工程管理についてお話します。
工程管理の5ステップ
私たちのプロジェクトは、以下の5つのステップで進行しています
- 事前調査
- 設計
- 開発
- 試験
- リリース
今までは 各ステップごとに専用のスレッドを作成し、そこでその工程で出た課題についてやり取りをしていました。 ステップ内でのやり取りは1つのスレッドにまとまっていたので、後から見ても内容を追うことができたのですが、各ステップ間でスレッドのつながりがないためステップが進んだ後に振り返るには問題がありました。 そこで、Canvasを使い5つのステップがバラバラにならないように工夫しました。
- Canvasに環境情報、各ステップ、申し送り事項、課題・悩みなどを記載できるようなフォーマットを作成
- 各ステップではスレッドを作成し、今まで通り会話を記録
- Slackには作成したCanvasへのリンクを作成
スレッドの活用
各ステップに対応するスレッドを作成することで、以下のようなメリットがあります。
- 情報の整理:各ステップに関連する情報やディスカッションが一箇所にまとまるため、必要な情報をすぐに見つけることができます。
- コミュニケーションの効率化:特定のステップに関する質問やフィードバックがスレッド内で行われるため、コミュニケーションがスムーズになります。
資料のリンク管理
Canvasに各種資料のリンクを記載することで、資料へのアクセスが容易になります。これにより、以下の利点が得られます。
- 迅速なアクセス:必要な資料にすぐにアクセスできるため、作業の効率が向上します。
- 一元管理:資料が一箇所に集約されるため、どこに何があるかを把握しやすくなります。
メンバーの声
実際に取り組んだメンバーに感想を聞いてみました。
Aさんより
今までは各工程ごとにレビュー依頼スレッドが立ち、そこでやり取りをしていた
・対応の全体像が把握しやすくなった
・各工程をまたいだ課題の管理がしやすくなった(今まではどのスレッドで話せばよいか不確定だった)
・表やチェックリストが利用できるので、視覚的にも分かりやすくなった
Hさんより
・情報のやり取りがCanvasに集約されたのでレビュー管理用のチャネルがすっきりして今どんな対応をしているのか分かりやすくなった。
・レビューチェックシートの確認漏れがなくなった。
まとめ
SlackのCanvasを活用することで、工程管理がより効率的になり、プロジェクトの進行がスムーズになりました。 各ステップごとにスレッドを作成し、資料のリンクをCanvasに記載することで、情報の整理とアクセスが容易になりました。 これにより、チーム全体の生産性の向上、プロジェクトの成功に繋がります。
ぜひ、あなたのプロジェクトでもこの方法を試してみてください!