こんにちは、堀内です。
少し前まで新人や若手の気分でいたと思っていたら、気づけば年長側に所属していて時の流れを感じずにはいられない今日この頃です。
ということで本日は、色々なメンバーでプロジェクトを進めるにあたってあるあるの一つである、立場の違いによるコミュニケーションについて私が意識するようにしていることを話したいと思います。
どうしても気を遣うことはある
色々なプロジェクトに参加する中で色々なメンバーと一緒に仕事することになると思います。
同期など気心の知れたメンバーだとかなり腹を割ったコミュニケーションも取りやすいですが、少なからずコミュニケーションの仕方を意識をしてしまうのは年次や役職などが上位な方への接し方かなと思います。
若手からそういった方へ改善指摘などを伝えに行く際は、大なり小なり心理的な準備が必要になってくると思います。
実際私はあまりガツガツ行けるタイプではないので、私が若手だった頃はある程度心の準備みたいなものは必要でした(笑)
例えばどんな状況?
よく怒鳴るような上司だと、メンバー側は委縮してしまって怒鳴られること自体を回避するように立ち回るようになってきてしまい、だれも改善や提案をしなくなってしまった。
もっと意見を出せと怒鳴った所で、下手な意見は恐怖で言えなくなり活性化も期待できなかった。
自分の判断にケチをつけられると考えてしまう上司だったりすると、クラウドサービスの新機能リリースを知らずに従来の回りくどいやり方でしかできないと判断・決定してしまったことに対して、実は今はもう出来ますと伝えずらい状況になり、せっかくの機能を使えずじまいになってしまった。
出来て当然?いいえ、よく出来たね!
「そこは割り切って活動してほしい。」「自分の意見くらいはっきり言えるようになってほしい。」と思う方の意見も聞こえてきそうですが、ここは少し抑えてください。
目上の人への意見というのは無条件にハードルが高いものなので、その頑張りを認めてあげてほしいのです。同時に受け手側からもそのハードルを下げる行動をしてあげてください。
そういった所がおざなりになっている環境だと、言うべきことがなかなか言えずに後になって大きなトラブルに発展するなどプロジェクトへのリスクが懸念されます。。。
※ハードルを下げるというのは意見や相談、指摘をしやすい環境を指します。礼儀は不要という意図ではないです。お互いを尊重することは大切だと思います。
先ほどの例を振り返ってみると、上司の態度がどんどんハードルを上げているなと理解できるかと思います。
完璧超人なんていない
年や経験を積み重ねてきた自信はあるかと思いますが、それでも知らないことはありますし、経験を蓄積したからこそ自身で気づけていない勘違い等も多々あるはずです。人間ですので。
そういった時に年次や役職といった肩書だけで、誰からも改善意見や指摘などがされなくなってしまうのはもったいないですし何より怖いと感じます。
年下のくせにとかそういう思考は今回は投げ捨てましょう。逆に、自身やプロジェクトを改善に繋げるための行動をしてくれたことを喜びましょう。
指摘や改善事項だって、何もあなたを貶めるために言っているわけではなく、より良く改善するために発言してくれているんです。攻撃してるわけじゃないんです。
一人の人間として感謝
自身に意見を出してくれたり内容の改善指摘をしてくれた方へは、年次など関係なくまず前提として感謝の気持ちを示すのが重要かと考えています。
意見の内容の是非は関係ありません。その行動をしてくれたこと自体に感謝です。
その上で出してくれた内容を吟味して、もし間違っていたなら軌道修正をしてあげてください。
その後に、ダメ押しで間違っていてもいいのでまたよろしくと次の声掛けのハードルを下げてあげてください。
そういったサイクルが継続できれば、色々な面子が混在したプロジェクトであっても少しずつ自然と気軽に意見を言い合えるチームになっていくと思います。
皆が一人の人間として対等にお互いを尊重しながら、心理的安全性を確保して良い雰囲気で仕事ができるといいですね。
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