こんにちは。人事部の小嶋です。
8月23日(金)、パーソルイノベーション様主催のテクノロジーイベント「TECH PLAY」に ecbeing のプロダクトマネージャー、嘉藤が登壇しましたので今回はその様子をレポートします!
セミナー概要
今回のイベントは「時代とともに変化する技術的負債~負債になるタイミングと予防法~」というタイトルで、株式会社ピースオブケイクの北村様と岡野様、株式会社ソニックガーデンの西見様という、とても豪華な顔ぶれでの講演となりました。
スタートアップとして継続的にサービスを改善し続けながら、常に新しい技術に取り組まれているピースオブケイク様、納品のない受託開発という斬新なサービスを提供されているソニックガーデン様、そしてECサイト構築プロダクトで20年にわたり事業を展開している ecbeing という、事業形態の異なる3社による異種格闘技戦のような面白い会になったと思います。
講演内容
嘉藤の講演ですが、『進化し続けるプロダクトの技術的負債との向き合い方』というテーマで、発売開始から20年を迎える ecbeing の進化の歴史と、その背景にある技術的負債との向き合い方を紹介させていただきました。
「技術的負債」という言葉は、エンジニアではない私にとっては馴染みがなかったので事前に調べてみました。
ウィキペディアでは
行き当たりばったりなソフトウェアアーキテクチャと、余裕のないソフトウェア開発が引き起こす結果のことを指す新しい比喩である。「設計上の負債(design debt)」とも言う。
と解説されていましたが、これでもイマイチわからず。。
話についていけるか不安でしたがスピーカーの皆さんの説明がとてもわかりやすく、ソフトウェアをスピーディに開発していくことのトレードオフとして生まれてしまう設計上の課題のことを借金に例えていること。借金と同じく溜め込んでしまうと返すのが大変になってしまうから継続的に取り組んでいくことが大切だということが、素人の私も理解することができました!
技術的負債との様々な付き合い方
嘉藤の講演では、ecbeing の20年の歴史の中でたびたび訪れた大きな設計上の変更と、その背景として潜在していた技術的負債の話、初期の ecbeing 開発当時はベストとして設計したものが技術のトレンドの変化の中で負債に変わってしまった話や、そんな負債にも恐れることなく向き合い(付き合い、と表現していました)新しい基盤や技術で置き換えていくエンジニアたちのチャレンジを紹介していました。
これだけ長く開発が続けられているプロダクトの話は珍しいようで、皆さん熱心に聞いていた姿が印象的でした。
比較的新しいプロダクトである visumo を開発した際のエピソードでは、新しい価値をいち早くユーザーに届けるためスピードを最優先してあえて負債を飲み込みんでおき、プロダクトを育てながら計画的に返済する「前借り戦略」が、個人的には興味深い話でした。
プロダクトの性格やステージによって柔軟にやり方を変えて取り組んでいる弊社エンジニア陣の様々な工夫に、身内ながら興味深く聴いていました。
ピースオブケイク様の講演では「継続的サービスカイゼンと技術の刷新」というタイトルで、note というプラットフォームを開発していく中で継続的に技術の改良を重ねて進化させていく取り組みのお話をしていただきました。
こちらも、プロダクトの成長の裏にあるエンジニアの皆さんのチャレンジや熱意が感じられる講演でした。
ソニックガーデン様のパートでは、「技術的負債を生み出す構造とその対処について」と題して、技術的負債が生まれるメカニズムを非常にわかりやすい図を交えながら解説していたのがとても印象的でした。
弊社のエンジニアたちも各社様の講演中熱心にスクリーンをスマホ撮影しており、色々と勉強させていただいたようです!
ピースオブケイク北村様、岡野様の登壇資料が下記のノートで公開されていますので、ぜひご覧ください!
note.mu
note.mu
まとめ
この日はAWSで大規模な障害があった日で、残念ながら当日キャンセルとなってしまった方も多くいらっしゃいました。
私たちもお申込みしてくれた皆様が無事にご来場いただけるかドキドキしていましたが、そんな日でも足を運んでくださった方は大半が懇親会まで残ってくださり、登壇者の皆様と熱心にコミュニケーションされていました!
改めましてご来場いただいた皆様に心より感謝いたします!
今後もecbeingのエンジニアから様々な形で情報発信していきたいと思いますので、次の機会もぜひよろしくお願いします!
小嶋
~ecbeingでは、技術的負債にも楽しんで付き合い、ポジティブにチャレンジできるエンジニアを大募集中です!~
careers.ecbeing.tech