もくもく会で、エンジニアゆるふわ成長戦略

こんにちは。アーキテクトの小林です。

今回は、私たち ecbeing R&D で実施している「もくもく会」を紹介してみたいと思います。

 

f:id:ecb_mkobayashi:20190513115835p:plain

 

直近では4月24日、2019年の第3回目を実施。今年になってだいたい月1回のペースで開催しています。

 

個人的には他社で開催されるもくもく会にも何度か参加していますが、うちのメンバーたちにも気軽に学べる場所を作ってあげたいと思い、社内でも毎月開催することにしました。

 

 

もくもく会をはじめた理由

ずばり「我々はイケてるエンジニア集団でなければならない」という動機です。
 
 
・自ら率先して学び(インプット)
・学んだことを後進に伝え(アウトプット)
・新たな道を切り開きつづける存在(パイオニア)
 
「イケてる」といってもいろいろな解釈があると思いますが、これらの行動が自然と実行できる人が「イケてるエンジニア」ではないか、私はそのように考えています。
(ほかにもいろいろと付け加えたいことはありますが、スタート地点としてこれ)
 
うちの部をこんな人たちの集団にしたいのです。
 
 
部門では『自律的に行動し、成長し続ける人材』という行動哲学を掲げています。
 
でも、言葉だけではなかなか人は動いてはくれませんので、このような価値観を行動で示し習慣化させる方法として、もくもく会を定期開催することに決めました。
 

もくもく会の良い点

もくもく会の良いところは、自宅で一人もくもくした場合と比較するとわかりやすいです。
一人もくもく
  • 集中力を途切れさせる誘惑が多い(「疲れたな...ちょっと横になるか」の罠)
  • 調査で無駄な時間を費やすことが多い(手順通りにやっているのにエラーになる!)
  • 一人しか知識強化されない(所詮1馬力ですので)
  • 寝たら忘れちゃう(どこまで調べたのか忘れた)
もくもく会
  • 横になるベッドは無いので少しがんばれる
  • わからない事に詰まっても参加者に知っている人がいるかも
  • 発表によって参加者全員が一気に知識強化できる(発表しなくても先駆者がいるのは心強い)
  • 発表のアウトプットを意識すると記憶の強化につながる
こんな感じでメリットがたくさんあります。
運営側はスペースの確保やお菓子の買い出しなど、多少準備が必要な点がありますが、
その手間を踏まえても、もくもく会はメリットが大きいです。
 

もくもく会の課題

もくもく会を開催していく中でいくつか課題も見えてきました。
  • 社外でやるとお金がかかる(けれども気分は変えたいし!)
  • 格安の会議スペースは写真映りは良いけど行ってみるとボロかった
  • 場所が遠くて移動に疲れた
  • 参加費が高くなると参加者が減りそう
とにかく『場所』と『お金』のバランスがむずいのです。
まあ社内の会議室でやってしまえば良いのですが、せっかくみんなで集まってやるので、いつもと違う雰囲気でゆるーく楽しくやりたいじゃないですか...。
 
ということで、引き続きこのあたりは模索しつづけたいと思います。
 

これまでの活動状況

直近3回のもくもく会の活動内容です。
最近とくに気になっている分野が Docker と Azure でしたので、それを共通テーマとして設定しつつ、
「自分の興味のあるテーマを自由に選択可能」という運営方法にしました。
2月参加者の個人テーマ
  • Docker Compose&Dockerfile 実践投入に向けての実験
  • Azure で Docker を動かす
  • Mac で Docker を動かす
  • Azure アカウント開設から VM で Linux 環境構築
  • AppService デプロイスロットで自動デプロイ

f:id:ecb_mkobayashi:20190510114301j:plain

2月もくもく会の様子
3月参加者の個人テーマ
  • Azure Logic Apps つかってみる
  • QnAMaker で社内の FAQ を流し込んでみる
  • Custom Vision で画像の AI 解析やってみる
  • Mac で Docker を動かす
  • Azure チュートリアルを淡々とこなす
  • Azure で WordPress を立ち上げる

f:id:ecb_mkobayashi:20190510114558j:plain

3月もくもく会の様子
4月参加者の個人テーマ
  • Cosmos DBの実用性の調査
  • Azure の自動テスト機能がどれだけ使えるか試してみる
  • Azure で Docker を動かす
  • Google Colaboratoryで無料GPU環境をつかって機械学習
  • Slack API でなんかいろいろつないでみる
  • Mac の Docker で iPhone 向け UI のローカルデモ実現
  • Azure チュートリアルを淡々とこなす
  • もくもく会の記事執筆(この記事をもくもく会で書きました!)

f:id:ecb_mkobayashi:20190510114836j:plain

4月もくもく会の様子

f:id:ecb_mkobayashi:20190510115007j:plain

もくもく会のあと


もくもく会で楽しく成長しよう

デジタルマーケティング・Eコマースのビジネス環境はテクノロジーの進化によってダイナミックに変化しつづけています。
技術トレンドも日々移り変わり、より新しいテクノロジーやツールが登場してきます。
 
環境の変化に対して、私たちエンジニアはスピーディに適応していく能力を身に着ける必要があります。エンジニアにとって学び続けることは食べ物を摂ることにも等しいと思います。
「学ぶ」ことが苦業や義務ではなく、自然に楽しめるようにできると素敵です。
そういう私たちの価値感の示すものとして、これからももくもく会をゆるーく続けていきたいと思います。
 
 
ということで、今回はもくもく会を紹介しました。
 
いずれは社外の方にも参加していただけるようなオープンな会として開催することを企んでいます!
ゆるく楽しく学ぶ場を、同じ気持ちのエンジニアの方々に提供できればと思っています。気になった方はぜひご参加いただけると嬉しいです!
 
 
当社では自律的に行動し成長し続けるエンジニアを大募集中です!
まずはもくもく会に参加して雰囲気を感じてみませんか?

www.softcreate-holdings.co.jp