こんにちは。AiRecoのふっきーです。
本日は『New RelicとSlackBotを使った障害監視の仕組みを作った話』の第二弾をお届けします!
前回の記事では、障害監視においてSlackBotを活用する方法について詳しく解説しましたが、今回はその進化版として 「自動電話架電機能」 を組み込む方法をご紹介します。
特に、緊急時に電話連絡が必要なシチュエーションで、自動化による効率化を実現したいと考えている方には参考になると思います!
ぜひ最後までご覧いただき、皆さんのプロジェクトにも役立てていただければ幸いです。
Tableau Cloudの埋め込みビューに対するJWTを用いたSSOの手法
はじめに
どうも!ecbeing20年目のYです。
今回はTableau Cloudの埋め込みビューに対してSSOするために、2022年1月に実装された連携アプリの機能を利用して実装してみました。 その手法をご紹介します。
◆(参考) Tableau Cloud ヘルプ - 直接信頼を使用して接続済みアプリを構成する https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/connected_apps_direct.htm
続きを読む円滑に進めるためのプロジェクト管理
はじめに
皆さん、こんにちは。新卒で入社して4年目のゆきもんです。 私は2年目からプロジェクトリーダー(PL)を務め、日々機能開発を行いながらプロジェクトマネジメントについて学んでいます。
今回はプロジェクト管理について、取り組みや意識している点についてお話しします。 プロジェクト管理をしている方やこれからPLを経験する方に、少しでも役立つ話ができれば幸いです。
プロジェクトマネジメントとは
プロジェクトマネジメントとは、システム開発やマーケティング施策などの「プロジェクト」を成功させるために、全体を管理することです。 具体的には「いつまでに、どの段階まで、実施するか」を明確にして、そこから逆算してプロジェクト成功までのプロセスを構築していきます。
プロセスを構築・管理するために、プロジェクトマネジメントにおける知識を体系的にまとめた「PMBOK」(Project Management Body Of Knowledge)があります。 PMBOKは一般的にプロジェクトマネジメントを行う上で参考にされています。 PMBOKによると、以下のような内容の管理がプロジェクトマネジメントの仕事です。
- 中間・最終目標の定義
- 計画・スケジュールの作成
- 予算の管理
- 人員や資源の調達
- 進捗の管理
QCDと呼ばれる3つの軸、「品質(Quality)」「費用(Cost)」「納期(Delivery)」を中心に管理します。 PMBOKにおける管理領域は多数ありますが、今回は私自身の経験ベースでプロジェクト管理する上でのポイントをまとめたので、そちらをお話しさせていただきます。
プロジェクトは計画・準備が8割
円滑にプロジェクトを進めるためには「段取り八分仕事二分」を意識することがとても効果的です。 「段取り八分仕事二分」とは、事前の準備や計画が仕事の成功の大部分を占めるという考え方です。
プロジェクトの目的を明確にし、タスクを細分化して適切な工数でスケジュールを作成し、事前にリスクを洗い出して対策を考えておきます。 ここまでプロジェクトリーダーとして準備しておければ心に余裕も生まれ、後は計画書通りに進めて問題が起こった際には事前に考えていた対策をうつだけです。
今回は特にこの事前準備に注目してお話します。 プロジェクトの事前準備の段階でのポイントを3つあげます。
- スコープを明確にする
- スケジュール作成時に徹底的にリスク対策をする
- 遅れを認識できるようにする
1. スコープを明確にする
プロジェクトの最初には、基本的に目的を確認したり、要件定義したりします。 その際に意識するのが、作業スコープ(作業範囲)を明確にすることが大事です。
プロジェクトが遅れる原因でよくあるのが、もともと想定していなかったことをやることになり、結果遅れてしまうというパターンです。 プロジェクトの計画段階でやるやらないの範囲をはっきりさせておくことで、追加作業による遅れを無くすことができます。
どこまでがスコープか定義しづらい場合は、成果物(アウトプット)を定義することで明確化しやすくなります。 要件定義書やWBSにアウトプットや作業内容を詳細に記載しましょう。 WBSとは、Work Breakdown Structure(ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー)の略です。
実際のプロジェクトではWBSを用いて、プロジェクト全体の仕事内容を、実際の作業レベルまで細かく洗い出し、構造的に整理します。 プロジェクトで必要な作業をすべてWBSに書き込むことによって、「WBSにない作業は実施しない」というルールを明確にできます。
2. スケジュール作成時に徹底的にリスク対策をする
スケジュール作成の手順は以下の通りです。
- 成果物(アウトプット)を定義する
- 作業タスクを洗い出す
- 作業工数を見積もる
- 作業担当を割り当てる
- スケジュールを引く
先程のスコープで成果物や作業タスクは明確化できているので、残りは作業工数の見積以降の作業が必要になります。 適切な作業工数を見積もることはもちろんですが、事前にリスクになり得る点を洗い出して対策を考えることも大事です。
例えば、難しい作業のタスクを作業に慣れていない新人に割り当てる際は、通常より手間取って工数がかかるリスクが想定されます。 対策として、スケジュールに余裕があれば事前に工数やバッファを多めに見積もっておく方法があります。 一方で、余裕がなければ慣れている別の人に設計してもらって製造以降を新人に割り当てるなどの対策ができます。
他にも、外部依存(例:顧客からのレビューが遅れる)や技術的な課題(例:新しい技術の学習コストが想定より高い)などのリスクがあります。 過去のデータや有識者の知見を活用することで、より徹底的にリスクの洗い出しやその対策の検討ができます。 これらのリスクを埋められるのは計画段階だけなので、事前の考慮が非常に重要です。
3. 遅れを認識できるようにする
プロジェクトを開始する前に、実際の作業で進捗を管理できる環境を整えておく必要があります。 そうすることで、遅れを早めに認識できるようになり、遅れの原因分析や対応をとることができるようになります。
スケジュール計画で作成したWBSを活用して、以下の点を意識して進捗を管理します。
- 作業内容の定量化
- 作業をタスクの数や作業ステップ数などを元に進捗50%のように定量的に判断できるようにする
- 予定と実績の管理
- 予定ではいつまでにどこまでできていればよいかと、実際はいつまでにどこまでできているかを比較できるようにする
1週間かかるタスクの場合、途中まで予定通り進んでいるという報告があったのに、直前になって終わらないという状況が起こり得ます。 こうした失敗が起きる要因として、進捗を曖昧にしか把握しておらず、遅れを認識できていないということがよくあります。 そのため、定量化することで正しい進捗を管理できるようにする必要があります。
進捗管理には、ガントチャートやバーンダウンチャートを活用する方法があります。 例えば、タスクの進捗を色分けすることで、遅れを視覚的に把握できるようにすると効果的です。
ここまで準備したら後は、週次で進捗確認会を実施し、タスクの進捗や遅れの原因を共有することで、早期に対策を講じることが可能です。
まとめ
上記の通り、プロジェクト管理において計画・準備が8割を占めるほど大事です。 プロジェクトの事前準備の段階での以下のポイントを3つを意識することで、より円滑にプロジェクトを進められるようになります。
- スコープを明確にする
- スケジュール作成時に徹底的にリスク対策をする
- 遅れを認識できるようにする
今回の内容が、皆さんのプロジェクト管理に少しでも役立てば幸いです。
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WEB開発者の実務におけるAI活用事例
はじめに
こんにちは、ecbeing新卒3年目のKです。普段はecbeingの開発業務に従事しています。 近年、AI技術の進化が目覚ましく、業務効率化や生産性向上に欠かせないものとなっています。
本記事では、私が実務でAIをどのように活用しているか、具体的な事例を交えながらご紹介します。 AI導入を検討している方や、活用の幅を広げたい方にとって参考になる内容を目指します。
続きを読む【実体験】AI-900を短期間で取得するために使用した教材や勉強方法|Azure AI Fundamentals完全攻略
お久しぶりです、高橋祐之介(のすけ)です。前回、Azure AI Searchに関する記事を投稿してから早いもので1年が経過しました。
久しぶりにテックブログを執筆し、最近取得した「AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals」取得の体験記をお届けしたいと思います。体験記では合格までの勉強方法や使用した教材、学習に費やした時間、そして資格を通して学んだ知識について詳しく共有します。
- 資格取得を目指したきっかけ
- AI-900で学べること
- 試験準備と勉強方法
- Azureプラクティス評価:2時間程度
- Microsoft Learnの練習問題:1時間程度
- Udemy:5時間程度(294分)
- 試験結果
- 最後に
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