こんにちは! お久しぶりです。t.i です。
以前はOMOアプリについて書かせていただきましたが、今回はLINEミニアプリについて書いていきたいと思います。
結構、アプリ周辺は詳しくなってきました!
はじめに
昨今、スマートフォンの普及とともに、より手軽でシームレスなユーザー体験が求められています。
その中で、LINE内で完結するアプリケーションとして注目を集めているのがLINEミニアプリです。
今回は、LINEヤフー社が提供するLINEミニアプリについて、その技術的な特徴や活用方法、そして今後の展望についてご紹介します。
LINEミニアプリとは?
LINEミニアプリは、通常のネイティブアプリとは異なり、LINEアプリ内で完結するアプリケーションです。
ユーザーは新たにアプリをダウンロードする必要がなく、LINE上で様々なサービスをシームレスに利用できます。
さらに、LINEミニアプリはLIFF(LINE Front-end Framework)ブラウザ上で展開されます。これにより、ウェブ技術を活用して柔軟なUIや機能を実装できます。
LIFFブラウザとは?
LIFFブラウザは、iOSではWKWebView、AndroidではAndroid WebViewを使用しています。しかし、通常のモバイルブラウザとは異なり、独自のキャッシュ仕様や挙動があります。そのため、開発時にはこれらの特性を考慮する必要があります。詳しくはLIFFブラウザのキャッシュ仕様をご参照ください。
ecbeingのLINEミニアプリはどのように実現しているのか?
当社のLINEミニアプリは、LINE Developersコンソールを通じてアプリケーションを登録・審査し、LINE上で公開しています。アプリケーション自体はecbeingのパッケージと連携しつつ、独立した形で動作します。
参考:LINE Developersコンソール developers.line.biz
そのため、カスタマイズやデザインの大幅な変更がなければ、短期間での導入ができます。これにより、企業は迅速にLINEミニアプリを活用したサービス提供を開始できます。
どのような活用が可能か?
当社のLINEミニアプリは、以下のような活用ができます。
- 会員証バーコード:店舗でバーコードを見せることでデジタル会員証として使用することができます。
- 商品検索:LINE上で商品を検索・閲覧し、そのまま購入手続きにつなげることができます。
- 店舗チェックイン:リアル店舗への来店時に、LINEミニアプリを通じてチェックイン機能を提供できます。
- シングルサインオン(SSO):LINEミニアプリでログインしておけば、ecbeingを利用しているECサイトへのSSOができます。
これにより、ユーザーは利便性の高いサービスを受けられ、企業側も顧客接点の強化やデータ連携が容易になっています。
技術的な特徴と可能性
既存ウェブ技術の活用
LINEミニアプリはウェブ技術をベースに開発できるため、既存のウェブ資産を活用しやすく、開発効率も良いかなと考えております。 また、LINEミニアプリは既存のLINEアプリで提供している機能も一部使うことができるため、より良いサービスを提供ができます。
LIFFのAPI活用
LIFFが提供するAPIを活用することで、以下のような機能を実装できます。
2次元バーコードの読み取り
developers.line.bizLINEサービスメッセージの活用
developers.line.biz
まとめ
LINEミニアプリは、ユーザーとの新しい接点を生み出し、ビジネスの可能性を広げる有力なツールです。 当社ecbeingは、これまで培ってきたECサイト構築のノウハウと最新のLINEプラットフォームを融合させ、皆様のビジネス拡大に貢献してまいります。
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