LT(ライトニングトーク)、始めてみたんですよ。

ドーモ、アーキテクトの山内です。
最近すっかり冷え込んできておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
私の身体も冬眠に備えるリスの如くなってきましたが、話題の筋トレゲームで消費しております。

語りたくなること、ありませんか?

突然ですが。
 
普段生活していて「語りたくなること」ってありませんか?
 
「いやー、会社の上司が~」とか「今の社会の情勢が~」ではなくて…。
もっとポジティブな「言いたくて仕方がなくなってしまう」やつです。
 
あるじゃないですか。
 
「なんだこの新技術…革新的すぎる…広めたい」とか
「こんな年だけど思い切って〇〇始めちゃってさ~」とか
「あんまり話したことないけど実はこんなことやってまして~」とか。
 
ありますよね!?
私は言いたがりなのでしょっちゅうです。
 
さて、そんなことがあるのかどうかはさておき。
今日はうちの部で行われている「LT」について取り上げたいと思います。

Lightning Talks とは?

LTは「Lightning Talks(ライトニングトーク)」の略です。(以下LTと意図的に全角で書きます)
理系の人にはなじみがあるという人も多いのではないでしょうか
 
「何かのテーマについて、短時間(主に5分)で語りきる」という手法です。
やる方も短時間なのでそこまで大きな時間はかかりませんし、
要点のみで話す必要があるので聞く側も軽い気持ちで聞くことができます。

LT、やってみました。

数か月前からこのLTを月次の部会で取り入れ始めました。
テーマはなんと「自由」。ちょっとくらい技術的なことが絡んでいればOK!くらいの本当に軽い雰囲気です。
 
フリーテーマの方が実は難しいという話もありますが、実際聞いてみるとかなり個性が出てきます。
「最近こんな技術を学びました!」「プライベートでこんなもの作ってます!」といった『やってみた系』
「こんなことがあったんですが、その代わりに〇〇に気付いてしまいました」な感じの『日常系』
「皆さんご存知ないかもしれませんがこんなものがありまして…」「いいからとにかくコレを語らせろ!」な『布教系』
わりと何でもアリです。例えば私は布教系が多いです。
 
こういうものにはすぐに飛びつく私は、初回LTの出番を頂き「工場作ろうと思ってたらプログラミング基礎学習してた話」というテーマで、最近やったゲームから学んだことを取り上げてみました。
内容はともかく、後々の自由な雰囲気を作れたと思っています。
 
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先日記事を書いてくれた新人の開発君も積極的に参加してくれました。
blog.ecbeing.tech

「大学時代に開拓していた研究分野について」ということで、大学の時に取り組んでいたという機械学習に関してを語ってくれました。
ちょっと難しい内容だとしても、「こんな技術もあるのか~」と普段触れない知識を得る機会になります。どんなことでも布教活動は大事!
 



UXデザインを担当されている岩下さんも語っていただけます。
blog.ecbeing.tech

「デザインとは」というシンプルにかつ本質に迫るLTを数回に渡って実施していただけました。
私も「UI・UX」に関することは好きなのですが、なにかと漠然と捉えてしまっていたなーと短時間でも非常に勉強になりました。
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また、最近「自己紹介LT」というのを始めてみました。

「新しく参画した新人達は色々紹介しているのに、先輩達は全然そういう紹介しないから分からないよね~」という話から、自分のことを紹介するだけのLTです。
トップバッターはうちの部のボス、執行役員の渡邊が務め、普段の若々しくフレッシュな印象がより瑞々しくなるというミラクルなLTを披露していただけました。
 
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LTやって「良いなー」と感じるところは?

LTが始まってからまだ半年程度ですが、意外と高評価が続く現在。
どんなところがいいのか個人的な感想を述べてみます。

新たな知識・分野に触れるきっかけに

私たちの部会LTでは一人あたり6分+質疑応答という形式で行っています。
そんな短時間でできることは正直かなり限られており、その時間で全部を吸収することはなかなか難しいというのが本音です。

ですが、私としては「自分が知らなかった新たな世界に触れられる」というキッカケになることが大事だと考えています。
『そういえば前に聞いたことあるな』『もしかしたらこの人が知ってるかもしれないな』、そういった気付きが仕事の上で助けられることは多いと思います。

意外な人の一面が見えてくる

LTのテーマは自由にしているため、その人の「語りたい」が出てくることが多々あります。
説明に使用するパワポの書き方、話し方、熱意、笑いの取り方など、登壇者の個性が大きく出てきます。
普段は人前で話すのが苦手なのかな…と思っていたら、好きなことなら全然語れますよ!と熱の入ったLTを披露してくれることもあります。

部会という重くなりがちな場を柔らかく始められる

ちなみに月次部会では、複数のチームで構成されるプロダクト開発グループ内のメンバーが集まり、現在取り組んでいるプロジェクトや状況を共有する場です。
言い方は悪いですが以前は何かと淡々と進めていたような印象がありました。

が、このLTを部会の始まりに行い始めたところ、LTの明るく笑いながら進んだ雰囲気がそのまま通例へと移るために、軽い空気の中で着手できます。
何かとモチベーションが出にくい定例会議などに取り入れてみてはいかがでしょうか?

語るの楽しい!!

分かりますよね!? 分かってくれますよね!?

まとめ

LTは「短時間で」「無理のない範囲で」「楽しく」取り掛かれるのがとても良い印象です。
ただしやるときは「よし!LTがいいらしいからやるぞ!お前やれ!」と強制になってしまっては全く効果はないと思います。

誰かの「語りたい」を引き出して、軽い雰囲気でやるのがベストだと考えています。
間延びしないように時間も厳守して(これが難しい…)テンポよく、文字通り「稲妻のように」進行するのが良いです。

堅苦しい部内の雰囲気を打開したい…、そんな時に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 
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